黒板のリニューアル工事です。

まずは簡単に黒板についてです。

黒板表面の濃緑ですがこの加工には大きく分けて3種類あります。

①スチール黒板:スチールの板面に塗装を施したもの。

これは雑巾で拭くと雑巾に緑の塗料がつくのでわかります。

また傷をつけると下地の金属が露出します。

②ホーロー黒板:スチールの板面にホーロー加工をしたもの。

ひっかいても傷がほとんどつきません。

耐久性が非常に高いもので、今現在のシェアはほとんどがこのホーロー黒板です。

③研き出し黒板:木製の板面に塗装を研きながら塗り重ねていきます。

書き味が非常に滑らかですが、技術を継承する職人さんがほとんど残っていません。

写真はホーロー黒板の板面リニューアルです。

2層板工事と呼称され施工は、既存の本体をそのままにして行います。。

既存の黒板の表面に黒板面(5.5㎜ベニヤ+鉄板)を上から貼り、

アルミの化粧枠をまわす作業にて完成となります。

見た目ですが板面の厚み分(6㎜弱)だけ黒板が手前に張りだすのに加え、

アルミ化粧枠(片側10㍉)の分だけ板面が小さくなりますが、

機能性に問題はまったくありません。

この工法は黒板面の重量がかさみますので上下黒板などには適しておりません。