新型コロナウィルスの世界的な流行により、塾や教育機関は一気にオンラインが普及して遠隔による授業が増えましたが、それは、同時に対面授業の重要性も認識することとなりました。ここにきて、教育施設のあり方も新様式に変化する時を迎えていると感じております。
教育施設は「子供たちにとって安全・安心で快適な場所でなければならない」という想いは、以前から持っていましたが、この新型コロナウィルスの登場で生活様式が激変した今、改めて強く感じております。子どもたちや保護者の方がなるべく安心できる空間づくりの参考になれば幸いです。
教育施設の感染症対策例
レイアウトの変更
- 机、パーテーション等の位置を確認し、蜜にならないレイアウト
- ドアや窓など換気できる場所の位置やトイレまでの導線などを見直し、接触機会の減少
パーテーションの設置
- 子どもたちに負荷を与えないよう、なるべく閉鎖的でないパーテーションを設置
- 子どもたちが倒したり怪我をしたりしない仕様が望まれる
消毒液・洗剤・ペーパータオルの設置
- なるべく手が触れないよう、自動化、もしくは足踏みタイプのものを設置
- 共用のタオルは不可。ペーパータオル・ゴミ箱の設置
換気の充実
- 窓や扉のほか、換気扇、送風機など換気対策の見直し
抗菌素材の活用
- ロッカーやテーブル、机など教室什器はなるべく抗菌素材の物を選ぶ
感熱センサーの設置
- 検温チェック機能を持つ感熱センサーの設置
- 非接触で体温チェックが可能
扉の自動化
- 不特定多数の接触機会が多いドアノブの使用を回避
- 非接触ですむ自動開閉ドアの設置
手洗い器・トイレ等の自動水栓化
- 不特定多数の接触機会が多い手洗い器・トイレ等のつまみやレバー使用を回避
- 衛生面、感染原因といった面で配慮が必要
コンセントの増設・LAN環境の充実
- 快適な電源供給、インターネット環境の提供による蜜の回避