新たに塾を始めるときなどには大概はテナントビルの、

一室などを借りるかたちで賃貸契約がなされます。

教室として使用するにあたっては内装工事が必要な場合もあります。

工事自体の費用を借主側で自己負担する場合が多々あるわけですが、

契約時の交渉などによってはビルオーナー側で内装費用を負担したり、

時にはすでに内装そのものが整えられている場合などもあります。

さて、テナントビルの一室を借りる場合において、

そのエントランス部分の扉は往々にして、

消防上あるいはセキュリティー対策などにより、

スチール製のもので仕上がっている場合がほとんどです。

このような部分の改修工事に関しては、

借り手側の負担となるケースが多いようです。

こちらが塾の入り口となる施工前のメインエントランスです。(写真下)

入り口扉部・施工前

外階段を上るとエントランスとなります。(写真下)

鉄の扉は重厚感もあり初めて来られる方が、

この扉を開けるには少々抵抗感も感じれることでしょう。

また本来開放的であるべき教室にも、

閉塞感が感じられてしまいます。

施工前・外部

下が状況改善後の施工写真です。

このケースの場合には内側に三方枠用の下地と木製三方枠を作り、

ガラス窓付きの木製オーダー扉を設置しています。

既存の鉄扉を営業時には常時開放状態とすることで、

新たに設置した木製扉が教室の顔となるわけです。

扉は什器の色に合わせメイプル調に仕上げ教室との一体感を出しています。

ガラス窓からは内部の様子も伝わってくるうえ、

塾らしい柔らかく暖かい雰囲気が醸しだされます。

木製扉設置後

今回は長尺シート床シートの上にタイルカーペットを施工したほかにも、

ちょっとしたスペースを利用し着替え用の小部屋なども設けています。

着替えスペース・施工前

着替えスペース・施工後